・鉄骨住宅、木造住宅の概要
家を建てる時に、必ず家の構造を選ぶ必要があります。一般家庭で主に建てられる家の構造には、鉄骨住宅と木造住宅があります。
鉄骨住宅は、大手ハウスメーカーでしか扱っておらず工場である程度組み立てて、現地に運ぶといったイメージ。
木造住宅は、大手ハウスメーカーと地元工務店が扱っており地元工務店は例外なく木造住宅となります。
鉄骨住宅は、構造が鉄骨なのでまず耐震性や災害に強い事が挙げられます。鉄骨は強度が高いので、木造と比較すると自由な設計ができ広い空間作りなどは木造では出来ない事ができます。
そして工場である程度施工するので品質にムラがなくどの家でも高品質の家を保てられるといったのも特徴です。その分、鉄骨住宅は木造住宅よりもコストが高くつく事がデメリットとして挙げられます。
一方木造住宅は、それぞれの木の柱で家を支えるので設計段階では自由度が高い家作りができますが、設計後のリフォームや間取りの変更等は構造上不可能な場合があります。木造建てはその名の通り木でできており、鉄骨住宅と比べると比較的安く家を建てる事ができます。そして木の香りが家中に溢れる事や、年月が経つごとに木の味が出て趣のある家になります。
その分木造住宅では、火災や災害、害虫被害に弱いというデメリットがあります。
【鉄骨住宅のメリット】
- 1.耐震性能が安定している
- 2.資産価値が高い場合が多い
- 3.骨組みの経年劣化がしにくい。
- 4.外観が立派に見える
- 5.木の構造に依存しないリフォームが行える家族の成長に応じて、気軽に間取りが変えられます
【木造住宅のメリット】
- 1.建築コストが安い
- 2.木は鉄やコンクリートと比べると熱を伝えにくい素材で、建物全体に高い断熱性をもたらしてくれます。つまり、暑い夏は外の熱気から室内を守り、寒い冬は室内の暖かい空気を外へ逃がしません。
- 3.木造住宅は環境破壊につながるとお考えもあるかもしれませんが、実はその逆で森林の循環サイクルを助けています。
- 4.木造家屋であれば、間取りを変えたり増築をするこ(リフォーム)とも比較的楽に行えます。
ここで行われるリフォームとは、絶対に必要となる木を削るわけにはいかないので
基本となる木の構造を維持したリフォームになります。鉄骨住宅ではそういった箇所がないので大黒柱に依存しないリフォームが行えます。 - 5.癒し効果
肌触りはもちろんのこと、視覚的にも木の温もりを感じずにはいられません。 - 6.火事にも定評あり
ある程度の太さのある木材であれば、表面は焼け焦げても中身はなかなか燃えないので、建物が崩れ落ちるまで十分な避難の時間があります。鉄の場合、火災の熱にさらされると5分ほどで急激に強度を失いますが、木材では15分が経っても元々の60%の強度を保っているという実験結果もあります。それだけ木造家屋は崩れ落ちるまでの時間が長いということです。もちろん、鉄骨造でも耐火被覆を行えば問題ありませんが、それはコストがかかる一因でもあります。
鉄骨と木造の違いを理解して、あなたにあったハウスメーカーを選びましょう!
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