スマホで乗れる自転車 中国「ofo」が香港のシェアサイクル市場に参入

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 中国の各都市へ行くと駅や繁華街で黄色やオレンジの自転車に乗っている人を見かけることが当たり前の光景になりました。

中国でまたたく間に普及したシェアサイクルの「ofo」「Mobike」です。

どちらも今や中国を出て英国や日本など海外にも進出しています。

 さて、筆者の居住する香港では都市部では自転車は運送用にまれに使われる程度。

そもそも自転車の走る場所がないので、繁華街では一般人が自転車に乗ることはまずないのです。

しかし郊外のベッドタウンでは駅までの往復用に自転車を使う人も散見されます。

筆者もそんな郊外に住んでいますが、先日(12月2日)、駅前の自転車置き場でofoが大々的なPRのキャンペーンをやっていました。

 中国でよく見るあの黄色い自転車を大量に並べて、道行く人たちに声をかけていました。

駐輪場は普段は7~8割程度しか使われていないのですが、その空きスペースにこれでもか、というくらいofoの自転車が置いてあります。

どうやら香港でもofoのサービスが始まったようです。

支払いはスマートフォンのアプリからクレジットカードで行えます。

 早速使ってみようと思いましたが、自転車のQRコードをAndroidスマートフォンで読んでアプリを入れようとすると「お使いの地域では使えません」の表示が出てしまいます。

スタッフは皆説明に忙しく話を聞くタイミングがありません。

周りを見てもQRコードを読見込んでいる人は皆無。

どうしたことしょう? 香港のシェアサイクルサービスは2017年4月に始まった「gobee.bike」が最初でした。

料金は30分で5香港ドル(約75円)、デポジットが399香港ドル。

ちょっと移動したいときに使える便利なサービスです。

サービス開始から半年以上が過ぎ、郊外ではけっこう知られた存在になりました。

 香港の人は週末ごとに中国・深センに買物に出掛けることも珍しくありません。

深センに行けばそれこそ街中でofoを至るところで見かけます。

最近では香港でもofoの好調さを伝えるニュースがよく報道されています。

そこでofoもまだサービス前にもかかわらず、ここで大々的なPRを行って香港でのローンチをアピールしているのでしょう。

 今後いつofoが正式にサービスを開始するのかは不明ですが、ofoはまだ使いようのない自転車をしばらく置いたままにするのでしょう。

まあこのまま放置しても悪用されないのがシェアサイクルのいいところです。

こうして置いておくだけでも宣伝効果もあるかもしれません。

ライバルのgobee.bikeにしてみても、ofoを使おうとしてダメならば、すぐ横にある自社の自転車を使ってくれるでしょうから、シェアサイクルの相乗認知効果も期待できます。

 なお、都市部は自転車が走る場所がなく、みなさんが香港に観光で来てもシェアサイクルを利用するケースはないかもしれません。

gobee.bikeの空き自転車検索ページを見ても自転車が置いてあるのは郊外のみ。

郊外から街中まで乗っていくのもお勧めできません。

 筆者の住む郊外の屯門地区では近代的なトラムが走っているなど、普段知られている香港とは違った光景を見られます。

数年もすれば買い物や通勤通学でシェアサイクルを使っている人が増えているかもしれません。

香港のベッドタウンにそんな様子を見に来るのも面白いかもしれませんね。

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