パナソニック、画像認識による鉄道事業者向け業務支援サービス

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パナソニックとパナソニックシステムソリューションズジャパンは7月2日、駅業務従事者の業務支援、および施設利用者に対してのサービス向上を目的に、画像認識技術を利用した業務支援サービスを2018年度下期から順次提供開始すると発表した。

新サービスは、駅で発生する多様な事象を画像認識技術で自動検出し、駅業務従事者に対して通知することで、安心・安全の確保に加え、業務支援をサポートするというもの。

主な特徴として「画像認識技術を利用した顔の認証、人物の姿・姿勢・行動を組み合わせた高精度な人物認証検知」「車いすや白杖のようなPRM(身体の不自由な乗客)の検知、混雑・滞留などの事象の検知」「検知結果を駅業務従事者に対して直接通知するなど運用を考慮したサービス」の3点を挙げている。

具体的には、鉄道事業者を中心に「列車運行支援サービス」「アクセシビリティ支援サービス」「巡回支援サービス」「規制・誘導支援サービス」の4つの業務支援サービスを提供。

列車運行支援サービス(転落・侵入検知)は、駅ホーム上の危険行動をインシデントとして検出して通知し、特に駅ホーム上で危険な線路内への落下のほか、点字エリア内への長時間滞在を検出することで駅業務従事者に知らせ、人身事故などの重大事故の防止を支援するとしている。

将来的には、うろつきや酔客などの検出による機能強化や行動による事故前検出など、さらなる安心・安全に貢献していく。

アクセシビリティサービス(人物属性検出)は、駅構内外におけるPRMをイベントとして検出して通知。

駅構内外において、車いす・ベビーカー・白杖・松葉杖などを使用したPRMを検出し、駅業務従事者に通知、駅業務従事者間の情報共有の円滑化を支援するという。

車いす使用者の待ち時間の低減や、ベビーカー使用者への案内、白杖・松葉杖使用者への細かな配慮を可能とし、カスタマー満足度の向上を図る。

巡回支援サービス(物体検出)は、駅構内外における不審物の検出や、改札付近での鉄道利用者が使用している荷物を検出し通知。

危険物や忘れ物を即座に検出し通知することで、駅構内外で定期的に実施している巡回業務を軽減させ駅業務従事者の業務を支援するという。

また、近年増加しているという大型荷物利用者を検出し、注意喚起や乗降時のサポートをスムーズにして、定時運行へのサポートを実施していく。

規制・誘導支援サービス(混雑検知)は、エスカレータやエレベータ付近、ホーム上の人の混雑、滞留をイベントとして検出して通知するもの。

エスカレータやエレベータ付近、ホーム上の混雑をリアルタイムで通知することにより、混雑による事故を未然に防止する支援をするという。

将来的には、混雑数値化によるダイヤ改正時の支援やエスカレータ、エレベータへの緩和制御などを実施していく。

今後、各サービスの機能拡充、空港や街中などへのサービス展開のほか、エッジデバイス技術やIoT技術を利用し、危険の未然防止・業務改善を行う新しいサービスの提供も行う。

(山本善之介)

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