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2024.03.01

AIと共に歩む

2024年2月12日にドバイで開催されたWorld Governments Summit 2024で、半導体産業のリーダーであり、画期的なグラフィックス処理ユニット(GPU)の開発者であるNVIDIAのCEOのJensen Huang(ジェンスン・ファン)氏は、「AIがコードを書くのでもうプログラミングを学ぶ必要はない」と発言して議論を巻き起こしています。

多くの学者が、「誰もがプログラミングを学ぶべきだ」と提唱する中でファン氏は「私たちの仕事はプログラミングをする必要がなく、プログラミング言語の方が人に合わせるようになるようなコンピューティング技術を創造する事です。今や、世界中の誰もがプログラマーなのです。これこそがAIの奇跡と言えるでしょう。」と語り、また「AIがコーディングを担うことで、人間は生物学、教育、製造、農業などの、より価値のある専門分野の追究に集中できるようになる」とも述べています。

AI分野を代表する大企業のトップの発言がSNSで拡散されると、インターネット上には、「30年以上に渡り、XYZ(何かしらの未来の技術や手法)がコーディングを終わらせると聞いてきたが、それでも私たちには十分なリソースが足りない」「当面の間、AIがコーディングを終わらせることはないでしょう。その代わり、コーディングはより多くの人の手に渡るようになります。DTP(引用:Wikipedia)が創造性を損なわなかったように、AIは創造性を拡張するだけなのです」とネット上では大きな波紋が広がりました。(引用:https://gigazine.net/news/20240227-nvidia-jensen-huang-ai-learn-cod)


弊社でもAIとどのように共に歩んでいくか、度々議論に上がります。プログラミングをする際には、OpenAIが開発した「ChatGPT(引用:Wikipedia)」を度々使用していますが、まだ人の手(有識者)による修正が必要であると感じます。ですが近年のAI技術の発展は凄まじく、上記の記事のように、今まで人の手を必要としてきたIT業界をはじめとするあらゆる業種・業務をAIが担い職がなくなってしまう現実も刻々と近づいてきているのは事実です。
しかし、脅威を感じるだけでなく「誰でも創造できる世界」になれば、今までアイディアは浮かんでいたが実現できなかったものが世に出てきてもっと利便性が上がり、生産性が上がり、国の経済発展につながります。それに対する脅威にも備えていかなくてはなりませんが、これから私たちはAIと共に歩んでいく為に自身(人間)の存在意義・価値を見出していく術を身に付け、意識改革をしなくてはいけない時代に突入したと言っても良いのではないでしょうか。